南古谷病院だより

 曽山鋼一 理事長兼院長のご紹介

 この度、医療法人聖心会、九月の定例理事会におきまして、理事の皆様方のご承認をいただき、理事長に就任いたしました曽山鋼一と申します。どうぞ、宜しくお願い致します。

 医療法人聖心会南古谷病院 理事長兼院長の職に就くにあたり、責務の重さを痛感し、誠に身の引き締まる思いでございます。病院はこれまで周辺住民の皆様をはじめ、医療機関、老健、介護施設、サービス付き高齢者住宅、グループホーム、訪問看護、訪問診療などと連携し、医療サービスを行ってまいりました。

 今後は、院内各部署を改善し、職員一同、病院が掲げる真心、奉仕、信頼、技術の精神にアットホームな、仁の心をもって、これまで以上に地域の皆様により安心、安全な医療提供してまいります。

 さて、今回新たな試みとして、病院のホームページに院長宛てのメールボックスを設けました。皆様方から忌憚のないご意見を頂戴し、より良い病院づくりに取り組む決意でございます。引き続き地域医療や皆様の健康を、医療を通じ支えさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


 HBOCをご存知ですか?

 遺伝子のなかには、BRCA1、BRCA2という、がんを抑制する働きをするものがあります。

 しかし、この遺伝子に生まれつき変異があると、乳がんや卵巣がんの発症リスクが高くなります。遺伝子に変異がない方と数値で比較すると、乳がんの発症率は6~12倍、卵巣がんの発症率が8~60倍とされています。

 変異したがん抑制遺伝子は、親から子へは男女の区別なく約50%の割合で引き継がれます。このため、両親や近親者に乳がんや卵巣がんを発症した人がおられる方は、より注意を払っていく必要があります。

 がん抑制遺伝子の変異が原因となっている乳がんや卵巣がんは、HBOC(遺伝性乳がん・卵巣がん)と呼ばれています。

 その特徴としては、若い年齢で乳がんを発症する。トリプルネガティブと呼ばれる難治性の乳がんの発症。両方の乳房、あるいは片方の乳房に複数回のがんを発症する。乳がんと卵巣がんの両方を発症する。男性で乳がんを発症する――といったことがあげられています。

 10月は、乳がんに対する啓発が世界規模で行われる月です。

 乳がんは早期発見・治療で、死亡リスクの大幅な低下や、乳房の温存といったことが望めます。そのためにも、乳がん検診を積極的に受けるようにしましょう。