南古谷病院だより

 中山智子副看護部長のご紹介

 皆さま、はじめまして。

 6月1日より看護副部長として着任いたしました、中山智子と申します。よろしくお願いいたします。

 出身は人形の町さいたま市岩槻区です。県立小児医療センターで看護師のスタートを切りましたが、その後は主に東京都内で仕事をしておりました。今回、故郷さいたまで仕事ができることを嬉しく思っております。

 南古谷病院は、周辺の医療機関、介護および福祉施設と密接に連携するため、外来・入院ばかりでなく、居宅介護支援事業所・訪問看護ステーション・訪問診療と病院から在宅を支える事業を展開しております。

 私も、病棟看護師としてだけでなく、訪問看護師やデイサービス、有料老人ホームの仕事も経験し、急性期から在宅まで療養を支える仕事を続けておりました。

 看護師の「看」は母親のように優しく額に翳(かざ)す手と見守る目の組み合わせで出来ています。安心してケアに身を委ねられる看護を提供できるよう、スタッフの皆さんとチームワークを大切に笑顔と優しさを提供できる看護部を作りたいと思っております。

 川越と岩槻は歴史と文化を大切にしているところがよく似ています。文化を作ることは難しいことですが、時代に合った新しい考え方・やり方を柔軟に取り入れ、自分たちに合ったものに作り上げることが、いつまでも続く文化を作ることに必要なことだと思います。南古谷病院の新しい風になれるよう微力ではありますが、努力したいと思います。

2020年7月号


 室内でできる効果的な運動-踏み台昇降

 健康維持・増進のためには、ウォーキングが効果的です。しかし、新型コロナウイルスの影響で、散歩すら思うようにできないという方もいらっしゃるでしょう。季節はこれから梅雨の時期を迎えます。ウォーキングを習慣的に行うことがさらに難しくなるかと思います。

 ウォーキングに代わる(あるいは、補助として行う)運動で、室内でもできて、非常に効果が高い運動としてお勧めしたいのは、「踏み台昇降」です。

 踏み台昇降は、高さ10~30cmの安定した台に対して、足で前後に昇り降りを繰り返すだけの運動です。ところが、この運動を30分繰り返すと、ウォーキングを1時間行ったのと同じぐらいのカロリーを消費するほど効率的な運動となっています。

 また、踏み台昇降を行うと第二の心臓と呼ばれるふくらはぎの筋肉が刺激されるため、血液循環を良くし、新陳代謝を促す効果が期待できます。

 踏み台昇降は、単純な運動の繰り返しなので、テレビを見たり、ご家族と会話を楽しみながらストレスなく行えます。ただ、油断して足を踏み外さないように注意しましょう。

 踏み台昇降の始めは、台の高さは10cm、運動時間は10分程度を目安にしましょう。運動時間に関しては、朝5分、夜5分でもかまいません。辛いと感じない程度に留めることが、この運動を習慣化するコツです。

2020年6月号


 麻酔科部長 久保田聡子医師のご紹介

 はじめまして!

 4月1日より麻酔科常勤医として赴任いたしました、久保田聡子と申します。よろしくお願いいたします。

 出身は東京都練馬区。平成11年に信州大学を卒業後、慶應義塾大学の麻酔科に入局しました。大学病院での研修後、関東の病院で常勤・非常勤として勤務してきました。

 その間に、プライベートでは長年にわたる母の介護、心臓病の父の看病、1月に100歳を迎えた祖母のサポート、二児の子育てなど、様々な立場を経験してきました。その中で、介護する側・患者の家族としていろいろなことを思い・考え・悩み・学び…

 だからこそ私は、医師である前に″一人の人″として、その経験を元に、患者さまとそのご家族のお気持ちに寄り添う事を、これまでも、そしてこれからも大事にして日々の診療に当たって行きたいと思っています。

 ″一期一会″

 麻酔科医は、皆さまにとってあまり身近な存在ではありませんが、お一人お一人にお会いするその機会を大切に、南古谷病院の一人の医師として、皆さまのお役に立つことができれば嬉しいです。

 また、曽山院長のもと、皆さまに安心して南古谷病院にお越しいただけますよう、安全であたたかみのある医療を心がけて、諸先生方とスタッフの皆さまとともに協力させていただきます。

2020年5月号


 3階A病棟 猪島洋子師長のご紹介

 こんにちは。1月6日より南古谷病院の3A病棟の師長に着任致しました猪島洋子です。看護師免許取得後は、地域医療に密接した病院で長期にわたり勤務してまいりました。今までもこれからも「協調性」をモットーに「おもいやり」のある職場づくりを目指していきたいと思っております。

 趣味はテニスや旅行で、体を動かすことが大好きです。休日には大宮や川越運動公園などで汗を流しております。

 昨今、世界的に新型コロナウイルスの話題で、世の中が混乱に陥っております。4月は新年度の行事が多い季節であり、今年は東京オリンピック、パラリンピックが開催される予定です。この世界的状勢が一日も早く終息し、平和な日常が訪れることを願うばかりです。

 着任し日は浅いですが、今までの経験を活かし、皆様のお役に立てるよう日々努力してまいります。どうぞよろしくお願い致します。

2020年4月号


 ひとりひとりの対策が大切です

 「新型コロナウイルス」の人から人への感染が中国国内で拡がり、連日、大きく報道されています。新型コロナウイルス感染症は日本においても2月、「指定感染症」に指定されました。

 指定感染症では、「新型コロナウイルス感染症と確認された人や、ウイルスに感染していることが疑われる人」に対して、入院措置や一定期間の休業を指示することによってウイルスの感染拡大を防ぎます。また、医師による迅速な届出といったことも定められています。必要のある場合は、調査にご協力をお願いいたします。

 新型コロナウイルスによる感染は、「飛沫感染」と「接触感染」のふたつとされています。飛沫感染は、感染者のくしゃみ・せき・つばなどの飛沫を、口や鼻から吸い込んだ場合に。接触感染は、感染者がウイルスの含まれた飛沫のついた手で何かを触り、別の人がそれに触れ、口や鼻から取り込んでしまったときにおこります。

 手洗いと消毒、せきエチケットが予防に効果的で、50%も感染リスクを下げるという意見もあります。こうした対策は、新型ウイルス感染症のみならず、インフルエンザやかぜの予防にも効果があります。

 なお、新型コロナウイルス感染症の疑いがあるときは、医療機関を直接訪ねるのではなく、電話で連絡してから受診するようにしてください。

2020年3月号


 世界希少・難治性疾患の日

 希少・難治性疾患の日は、日本では「難病」と呼ばれています。

 2014年には、「難病の患者に対する医療費等に関する法律」が制定され、現在300以上の疾患が難病に指定されています。この法律により、指定難病の治療には医療費の助成が受けられます。

 難病に指定されている疾患を患っている方は、90万人を超えています。

 難病はその性質上、原因の究明が難しく、治療薬や治療法が確立していない病気が多くあります。また、難病についての具体的な情報共有が進んでいない病気もあり、患者さんが周囲の方の理解を十分に得られない、というケースも存在します。

 ご自身の病気が、難病かどうか分からなかったという事例もあります。

 例えば、膠原病。難病が記載されている情報を調べても、膠原病とは書かれていないことがあります。膠原病は、関節などに炎症・変性が起こる慢性疾患の”総称”です。膠原病のなかの約20疾患が難病に指定され、個別の病名で記載されています。

 毎年2月の最終日には、難病の方の生活の質(QOL)向上を目指した活動——「世界希少・難治性疾患の日」が行われ、今年は東京での開催が予定されています。

 こうした活動を通じて、難病についての情報共有が、さらに進められることが求められています。

2020年2月号


 あけましておめでとうございます

 謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

 昨年は年号が平成から令和に変わる節目の年でした。色々なことがクローズアップされています。中でも特に、地球温暖化の影響により巨大台風や水害が多く発生しました。今後も同様な災害に見舞われる可能性が高く、自然災害に対する意識強化を教訓として学ばせていただきました。

 今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。世界各国から多くの選手をはじめお客様がやってきます。埼玉県もオリンピックの場となっており、大変楽しみにしています。

 さて、南古谷病院は医師をはじめ大きく刷新され、地域の皆様の健康維持に少しでもお役に立ちたいと試行錯誤をしております。昨年5月から健康寿命延伸講座を日本医療科学大学、女子栄養大学実践運動方法学研究室、さいたま市で展開しているリハビリ専門企業ネプシスのご協力を得ながら院内で月一回おこなって参りました。一年間の予定でしたが、ご好評により今後も継続できればと現在大学と鋭意検討をしています。開催の際は病院、自治会回覧、ホームページでご案内をさせていただきます。

 令和はBeautiful Harmonyと英訳されます。美しい調和にふさわしい時代になることを大いに期待したいと思います。今後も皆様の叱咤激励を頂きながらより良い病院づくりに励んで参りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 令和二年元旦

院長 曽山 鋼一

2020年1月号


 糖分—摂りすぎても、不足しても

 今月号のメディカルプロファイリング(※)では、糖尿病を取りあげました。糖分の摂り過ぎによる高血糖の危険をお伝えしています。

 では、糖分の摂取を”極端”に控えるとどうなるでしょうか?

 人間の身体は、体重が60kgで比較的運動量の少ない人の場合でも、1日に300gの糖分を必要としています。

 ここで重要なことは、「摂取した糖分の約半分が脳で消費される」という点です。そして、「脳を働かせる栄養は糖分だけである」ということも覚えておいてください。

 糖分が不足して脳の働きが悪くなると、身体にはさまざまな障害が起こります。

 やる気の減退や集中力の低下、イライラといった心理面に関わるもの。さらに症状が進むと、意識障害を起こすこともあります。

 また、身体活動は、内臓の働きも含めて、脳からの指令によって多くが行われています。このため、糖分の極端な不足は、身体の不調の大きな原因にもなります。

 糖分を健康的に摂り入れるのにもっとも適しているのが、ご飯やパン、麺類といった主食です。

 現在、「糖質制限ダイエット」として、主食の摂取を極端に控える方法が流行しています。もし、糖質制限ダイエットを行っていて、精神的な不安や体調不良を感じたら、ただちに中止してください。そして、かかりつけの医師に相談するようにしましょう。

※病院外来に置かれている健康情報紙「こんにちわ」内の記事

2019年12月号


 ミニコンサートを行いました

 毎年恒例の東邦音楽大学付属東邦第二高等学校の生徒さんによるミニコンサートが10月10日(木)に行われました。

 日頃味わうことのできない歌声や楽器の生演奏に、外来患者さん、入院患者さんや面会にいらしたご家族や職員と、大勢の観客が集まりました。

【プログラム】
 1.全員合唱 里の歌
 2.トランペット おぼろ月夜
 3.ユーフォニアム 七つの子
 4.独唱 浜辺の歌
 5.二重唱「アラジン」より ア・ホール・ニューワールド
 6.フルート ユーモレスク
 7.三重唱 日本の四季~ふるさと・こいのぼり・われは海の子・もみじ・雪~
 8.ユーフォニアム 見上げてごらん夜の星を
 9.全員合唱 幸せなら手をたたこう・赤とんぼ

 「幸せなら手をたたこう」では、身振り手振りで歌ったり、患者さん同士が肩をたたき合ったりと、ほのぼのした時間を過ごすことができました。演奏終わりには患者さんからの「アンコール!」のかけ声もあり、とても盛り上がりました。

 「今回は歌が多めでとても良かった。」「『ア・ホール・ニューワールド』ではミュージカルを観ているような気分になりました。」と、いろいろな感想が聞かれました。

 この日の為に練習を重ねて頂きました生徒の皆さん、並びにご指導された先生方には本当に感謝いたします。ありがとうございました。

2019年11月号


 南古谷地域のセミナーで講演を行いました

 高齢化に伴って病気や認知症の発症、介護状態への移行など、働き盛りの方々にとっても近い将来起こりうるかもしれません。そのため、若いうちから健康で長生きできるように医師などの専門家から直接話を聞く機会を企画するということで、南古谷地域会議では『若いうちから始めよう!あなたの健康づくり』と題し、セミナーを開催しております。

 去る9月28日(土)第二回のセミナーが行われました。南古谷ウニクスのコミュニティルームに48名もの南古谷地域の皆さんにお集まりいただき、当院脳神経外科の医師による講演「動脈硬化と脳梗塞」を行いました。

 動脈硬化はどうして起こるのか、脳梗塞にならないためにはどうしたらよいのか。皆さん真剣な眼差しで話に聞き入っていらっしゃいました。小さな会場だったため、医師と参加者の皆さんの距離がとても近く、身近に感じられたのではないでしょうか。他にもこの日は地域包括支援センターよしのによる血管年齢測定や血圧測定を行いました。

 今後も南古谷地域会議では定期的に健康セミナーを行います。お問い合わせは南古谷公民館(049-235-1519)。参加費無料。スタッフの方々からは「健康で長生きできるように、5、60歳代の方々にも是非参加してもらいたいセミナーです。お買い物のついでに気軽に参加してもらえるような会にしていきたいです。」とお話しがありました。

 当院でも、特定健康診査や健康寿命延伸講座等を通して、地域の皆様方の健康づくりにお役に立てるよう尽力して参ります。将来の健康維持のために、是非いろいろなセミナーに参加してみてはいかがでしょうか。

2019年10月号


 「健康寿命延伸講座」ぜひご参加下さい!

 南古谷病院では、「人生百歳時代」をテーマに、近隣住民の皆様を対象とした講座を開催しております。

 理学療法士や管理栄養士等が専門性を活かし、「運動と栄養」を中心とした内容で進めて参ります。「えんしんこうざ」聞き慣れない言葉だとは思いますが、「みんなで楽しく体を動かし、健康寿命を延ばすための理解を深めましょう!」という講座です。

 去る8月17日には第四回「ロコモディブシンドローム(=運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態)」をテーマに講座を行いました。進行すると、介護が必要になるリスクが高くなります。運動器が衰えないよう、骨力・筋力アップのための様々なエクササイズをしました。重要なのは『継続すること』。参加者の中でも、「帰った後に続けられるようにすることが課題」とおっしゃっていた方も多くいらっしゃいました。

 毎回50名近くのお客様にお集まりいただき、職員も含めた皆さんで和気あいあいと楽しい時間を過ごしております。

 今後も「毎月第3土曜日午後2時から」当院4階にて行われます。ご自身、ご家族の健康が気になる方はぜひご参加されてみてはいかがでしょうか。

【今後の予定】
 第五回(9/21)認知症
 第六回(10/19)腰痛
 第七回(11/16)サルコペニア(栄養)
 第八回(12/21)栄養バランス
 第九回(令和2年1/18)糖尿病
 第十回(2/15)低栄養
 第十一回(3/21)膝の痛み
 第十二回(4/18)歩行

【お問い合わせ】
 地域医療連携室 049-235-7779

2019年9月号


 高野優子看護部長のご紹介

 皆さま、こんにちは。

 6月10日付けで南古谷病院の看護部長として着任しました高野優子です。

 私は、郷里の宮崎県で看護師の免許をとり、その後、四十年余り東京都立病院の墨東病院・駒込病院・豊島病院など七つの病院で仕事をしてきました。

 今回、初めて居住地の埼玉県で仕事をすることになり、やっと地元の医療に貢献できることに喜びを感じております。

 南古谷病院は設立して30年です。現在の建物は十年前にのどかな田園の中に建て替えられた病院ですが、今での整理されたとてもきれいな病院です。

 一階の広々とした待合室の一角にピアノが置かれており、アレ?と思いましたが、これは、近隣にある東洋音楽大学の学生さんの協力を得て、患者さん向けのコンサートを行っているとのこと。患者さん・地域の住民にも優しい心遣いをされている病院だと感じました。

 看護部の目指すものは、「風通しの良い明るく優しい職場作り」です。

 風通しの良い職場とは、仕事をする上で基本となるコミュニケーション「報告、連絡、相談(報、連、相)」がスムーズに行える環境です。この(報、連、相)で、看護職員一人一人のコミュニケーション能力を鍛え、自信をもって看護・ケアを実施し、患者さんと触れ合う優しさや楽しさを味わって欲しいと願っています。

 私は人への「優しさ」と「思いやり」をコンセプトに、「ほめて育てる」を基本とした人材育成を進めております。

 また、職場でのコミュニケーション作りを大切にし、働きやすい職場環境の実現に向け『いつも明るく元気よく』をモットーに仕事を進めていきます。

 どうぞよろしくお願いいたします。

2019年8月号


 山本明人事務局長のご紹介

 この度、6月より事務局長として勤務しております山本明人と申します。

 私たち事務部門は、医療現場をサポートする仕事であると同時に、経営管理スタッフの仕事も担当しております。事務部門の機能を果たすため、医療事務・人事・経理・総務など、それぞれの担当の専門性を高め、経営管理のプロフェッショナルとして貢献できるよう日々精進しております。

 現下、病院や医療をめぐる環境は厳しさを増しております。国が推奨しております、地域包括ケアシステムを構築するには、地域のニーズを的確に捉えていく必要があります。

 当院の理念であります「真心、奉仕、信頼、技術」のもと、質の高い医療を効率的に提供し、地域の皆様に信頼され安心して利用できる病院として、一層その機能を果たしていく所存でおります。患者様中心、患者様に納得していただける医療の提供が、ひいては病院の健全経営に結びつくものと確信しております。

 また、院内にご意見箱を設置し、皆様からのご意見・ご要望をお伺いしております。頂いたご意見・ご要望は真摯に受け止め、施設の改善や職員の接遇改善など、患者様サービス向上に努めてまいります。尚、ご意見と回答については、院内掲示板で公開しておりますので、是非ご覧下さい。

2019年7月号


 内科・内視鏡科部長 高松徹医師のご紹介

 2019年4月1日より内科常勤医として勤務しております。

 自治医科大学卒業後は出身地である島根県で十年間の離島を含む地域医療に従事した後、自治医科大学付属さいたま医療センター消化器科および関連病院で勤務しておりました。専門領域は消化器内科(特に内視鏡治療)ですが、医師になり最初の十年間をいわゆる僻地で過ごした経験から、全人的な医療を心掛けていますのでよろしくお願いいたします。

 まだ赴任し短期間ですが、南古谷病院はかかりつけ医としての要素と地域中核病院として精密検査および入院治療も求められているように感じています。体調が悪いけど、『どこにかかればよいのか分からない』という時は、まず受診していただき、ご相談していただければと思います。また、内視鏡検査(胃カメラ、大腸カメラ)等の検査も安全・安心で迅速・確実な検査・治療を心掛けて日々努力しております。内視鏡検査が苦手な方は鎮静を使用し検査を受けて頂くことも可能ですのでご相談下さい。

 近年はどの疾患もそうですが、自覚症状が出てからでは遅く、早期発見・早期治療が非常に大切です。特に最近の内視鏡技術、機器の進歩は目覚ましく、早期の胃や大腸のがんであれば、数日の入院による内視鏡治療で完治が望めるようになっています。ご自身のためにも、周囲な大切な人のためにも、内視鏡検査を受けてみてはいかがでしょうか?ご希望があれば気軽に内科でご相談下さい。

2019年6月号


 放射線科部長 鹿島田明夫医師のご紹介

 初めまして、2019年3月21日より、放射線科常勤医として勤務開始いたしました、鹿島田明夫と申します。

 生まれも育ちも地元南古谷地区で、病院から自転車で5分程の自宅より通っています。地元の川越市立東中学校、県立川越高校卒業後、大学は千葉大学に通っておりましたが、結婚を機に実家に戻り、15年ほど前まで、埼玉医科大学総合医療センター放射線科に勤務しておりました。当院外科部長の三橋先生は、その当時研修医として、放射線科にローテートされ勉強されていました。

 その後、ヘブロン会大宮中央総合病院に放射線科常勤医として勤務し、当時の副院長、外科部長の曽山鋼一先生と一緒に仕事をさせて頂いた御縁で、今回南古谷病院に誘っていただきました。大宮中央総合病院での仕事内容には特に不満があったわけではありませんが、南古谷病院には、前病院にはなかった、温かみや和やかな雰囲気が有り、働きやすい病院であると感じています。

 専門は放射線画像診断で、CT、MRIなどのコンピュータ断層写真全ての読影、胸部単純写真や消化管透視の読影を行っています。近年は画像診断機器、技術の発達により、疾病診断には画像診断が欠かせないものとなっており、各科の先生のお役に立てるよう、可能な限り迅速かつ正確な診断を心がけております。

 また、近隣の医療機関様からの検査依頼、読影も積極的に受け入れることや、住民健診業務にも携わることで、地域医療への貢献を果たしていきたいと考えていますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2019年5月号


 ファストフードを食べるとき

 あるハンバーガーチェーン店に入り、てりやき味のハンバーガー・セット(Mサイズのフライドポテトと炭酸飲料付)を注文します。このメニューのカロリーは、お店の公式ホームページによると1100㎉を超えています。成人女性が1日に摂取するカロリーの目安は2000㎉(成人男性は2600㎉)。てりやき味のハンバーガーのセットは、意外に高カロリーなことに気付かされます。

 ちなみに、このセットで思いのほかカロリーが高いのが、454㎉あるフライドポテトです。じゃがいも自体は低カロリー食品なのですが、油で揚げることによって、高カロリー食品になります。

 ところで、このセットだけでは満腹にならないという方もいらっしゃることでしょう。

 胃がちょうどよい程度に満たされて「満腹」と思いがちですが、実のところ満腹感は胃ではなく、脳で感じています。そして、脳が満腹を感じるのは、食事を摂り始めてから約20分後です。

 ファストフードは、時間をかけずに食べられるところに特徴があります。しかしその分、満腹感を十分得る前に食べ終えてしまっていることも考えられます。

 知らないうちに、高カロリー食品を食べすぎていた――こうしたことはハンバーガーに限らず、ファストフードを食べるときに起こりがちです。注意しましょう。

2019年4月号


 風疹が流行しています

 風疹(通称・三日はしか)は、せきやくしゃみによって飛び散った、風疹ウイルスによって感染します。発熱や発疹、リンパ節の腫れが代表的な症状で、子どもよりも大人の方が重症化しやすい傾向があります。ほとんどは、1週間程度で症状が治まりますが、まれに脳炎といった重篤な病気を併発する場合もあります。

 風疹で怖いのは、風疹ウイルスの免役を持たない妊娠中の女性が感染したときです。胎児にもウイルスが感染し、先天性風疹症候群という障害が起こることがあります。

 風疹はワクチンの予防接種で防ぐことができます。

 しかし30~50代の男性には、予防接種を受けていない人たちが存在していて、風疹予防接種の「空白時代」とも呼ばれています。集団予防接種がなかったこと、ワクチン接種が1回のみだったこと――これらがこうした事態を招くことになった理由です。

 このため厚生労働省では、この世代の男性の風疹の予防接種を、およそ3年間に渡って原則無料で行うことになりました。まずは、昭和47年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性に市区町村からクーポン券が送られてきます。

 社会全体で風疹を撲滅するためにも該当する方は、こうした機会を捉えて予防接種を受けるようにしてください。

2019年3月号


 浴室でのヒートショックを避ける

 浴槽から白い湯気がもうもうと立ち昇る浴室――冷え切った身体で寒い脱衣所から入ると、すぐにでも湯船に飛び込みたくなるような光景です。しかし、これは非常に危険なので止めてください。

 大きな温度変化を身体が受け入れて血圧が急激に変動し、心筋梗塞や脳梗塞をは称することを「ヒートショック」と呼びます。自宅の浴室で死亡する事例は年々増加し、その多くはヒートショックによるものと考えられています。

 ヒートショックによる入浴時の事故を避けるためには、身体と脱衣所・浴室・浴槽の温度差をできるだけ小さくする必要があります。

 脱衣所で服を脱いだ時に寒さを感じるようであれば、暖房器具を設置しましょう。ただ、石油・ガス・電気を問わずストーブ類は、服への引火の危険性があるので避けてください。

 浴槽から湯気が大量に立ち昇っている状態は、お湯と浴室の温度差が非常に大きいことを示しています。浴室暖房ができれば理想ですが、バスタブの蓋を開けておくことで浴室を温めるという方法もあります。湯温の低下が気になりますが、追い焚きやお湯の追加でカバーしましょう。

 湯船に浸かる前には、身体にかけ湯をします。このときも、冷えた身体にいきなり湯をかけるとヒートショックを起こす危険があるので、手足の先から始めるようにしてください。

2019年2月号


 曽山鋼一 理事長兼院長のご紹介

 この度、医療法人聖心会、九月の定例理事会におきまして、理事の皆様方のご承認をいただき、理事長に就任いたしました曽山鋼一と申します。どうぞ、宜しくお願い致します。

 医療法人聖心会南古谷病院 理事長兼院長の職に就くにあたり、責務の重さを痛感し、誠に身の引き締まる思いでございます。病院はこれまで周辺住民の皆様をはじめ、医療機関、老健、介護施設、サービス付き高齢者住宅、グループホーム、訪問看護、訪問診療などと連携し、医療サービスを行ってまいりました。

 今後は、院内各部署を改善し、職員一同、病院が掲げる真心、奉仕、信頼、技術の精神にアットホームな、仁の心をもって、これまで以上に地域の皆様により安心、安全な医療提供してまいります。

 さて、今回新たな試みとして、病院のホームページに院長宛てのメールボックスを設けました。皆様方から忌憚のないご意見を頂戴し、より良い病院づくりに取り組む決意でございます。引き続き地域医療や皆様の健康を、医療を通じ支えさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


 HBOCをご存知ですか?

 遺伝子のなかには、BRCA1、BRCA2という、がんを抑制する働きをするものがあります。

 しかし、この遺伝子に生まれつき変異があると、乳がんや卵巣がんの発症リスクが高くなります。遺伝子に変異がない方と数値で比較すると、乳がんの発症率は6~12倍、卵巣がんの発症率が8~60倍とされています。

 変異したがん抑制遺伝子は、親から子へは男女の区別なく約50%の割合で引き継がれます。このため、両親や近親者に乳がんや卵巣がんを発症した人がおられる方は、より注意を払っていく必要があります。

 がん抑制遺伝子の変異が原因となっている乳がんや卵巣がんは、HBOC(遺伝性乳がん・卵巣がん)と呼ばれています。

 その特徴としては、若い年齢で乳がんを発症する。トリプルネガティブと呼ばれる難治性の乳がんの発症。両方の乳房、あるいは片方の乳房に複数回のがんを発症する。乳がんと卵巣がんの両方を発症する。男性で乳がんを発症する――といったことがあげられています。

 10月は、乳がんに対する啓発が世界規模で行われる月です。

 乳がんは早期発見・治療で、死亡リスクの大幅な低下や、乳房の温存といったことが望めます。そのためにも、乳がん検診を積極的に受けるようにしましょう。